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母の嫁入り

以前、母が実家に御嫁入りするときのエピソードを
ブログに書いたように思います

今年のお盆、母に聞いた嫁入りのエピソードが
そのときと違っていました

確か、以前のブログには、
最初に決まった嫁ぎ先が本家よりも格の高いところだったから
嫉妬を買ってそこに嫁に行くなら縁を切ると言われたと
母から聞いて書いたのですが、よくよく聞いたら違っていました

最初に決まっていた嫁ぎ先というのが、
理容室を経営している小さいお家だったそうで、
結納金も少なく
本家が母をそんなところにやるのなら縁を切ると
自分の娘を苦労しそうなところへみすみす嫁にやろうとする
母方の祖母に対して抗議するためにいってきたことでした

母方の祖母は、その間
たまたま裁縫をならっていた先生の知り合いから、
私の実家の縁談話を聞き、
結納金も最初の所とは比べ物にならない金額だと知り、
母を連れて最初の縁談話の相手に謝りに行き、
とっとと縁談話を断り、
用意していた安価な嫁入り道具も全てキャンセルして、
それよりももっとランクが上の箪笥や着物の生地を買いこみ、
毎晩毎晩、仏間で祖母が一生懸命着物をぬっている後ろ姿を
いまだに思いだすと母が言っていました

祖母は、高い家具を用意し
良い生地の着物を縫ってやるという
見当違いによかれとおもってやっていたんだろうと思うし、
そこには母の存在はなく、
元はと言えば祖母の空虚を埋める行為だと感じるし、
母は何とも言えない気持ちで見ていたんだろうなと思います

そもそも、最初の嫁ぎ先にしろ
祖母の不安を解消するためだったんじゃないかと思うと、
私も祖母にお前が嫁に行かないことが不安だと
しつこく言われた経験があるので、
なんて勝手なんだろうと思って聞いていたのですが、
母はその事に対して
祖母が喜んでいる姿だけを思い浮かべているようでした

私は、まるで、母が祖母の不安や空虚の為に
身売りされたかのように感じました

そこまでされても母は直接祖母にはなんにもいわず、
それなのに私の実家では時と場合によって、
自分の扱われ方に対する怒りを撒き散らし、

自分の承認欲求を家族に確認し続けたりと
コロコロ気分を変え家族を巻き込む生活をしていました

これは、私にも通ずるところがあります
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馬屋

私は小学校6年生のころに、一人部屋がもらえました

私の実家のつくりは、昔の農家の家で
玄関を入ると20畳ほどの板の間があり、
板の間をはさんで向かって左側が座敷空間、
右側が台所やお風呂、トイレなど
生活に使うものが揃っている部屋が集まっていました

私の新しい一人部屋は、
右側の生活に使うものが集まっている方の
馬屋があったところを改装してつくられました

それも、私の同意は全くなく
作っている間も何をしているのかいまいちわかっていませんでした

いざ出来上がり、「ここがお前の新しい部屋や」と言われて
私は、(捨てられたんだ)という感覚になりました

みんなが寝るときに行く座敷は左側、私だけが右側
間には、20畳もの板の間の空間

その板の間には、囲炉裏もありましたが、
寝るときには火も消されて誰もいません

寂しくて、寂しくて

夜、みんなが部屋に入った後
母が台所の用事を済ませてお風呂に入り
私の部屋の前を通って自分の部屋に行こうとするとき
母を呼びとめては学校での話や友達の話を延々として
母を足止めしていました

母は、きいているのかそうでないのか、
顔色を特にかえるでもなくぼんやりと、
ただ、うん、うんとうなずき聞いていて、
まるで、私の話が終わるのを我慢して待っているようにも見えました

それでも私は母と一緒にいたくて、
毎日、お風呂上がりの母を呼びとめては
いろんな話をしつづけました

私の話しのネタがつきると、
母はみんなのいる部屋にかえって行きました

何の満足もえられない、ただ寂しい感覚が残る時間でした
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カーディガン

田舎で親戚が集まると、電車で来た人の為に
車の運転ができない父に代わり
母が駅まで送迎をしていました

私は、親戚のおじさんやおばさんを
一緒に駅まで見送りにいくのを楽しみにしていました

その頃お気に入りだった
クリーム色でぷくっとぼんぼりのような編み込みがしてある
よそゆきのカーディガンを羽織って
ウキウキしながら車庫の所まで行きました

山ん中で田んぼや畑しかない環境に住んでいた私にとって、
駅はまるでテーマパーク並の楽しそうな場所でした

2両編成の電車や線路
切符の券売機、ジュースの販売機、
駅員さんがパチンと切符を切るしぐさ、
その間を行き交う、よそ行きの格好をしたお客さんたち

駅の隣には、何台ものバスがとまっているバスターミナル
ゆうゆうと行き交う大きなバス

駅の周りには、食堂が喫茶店があって、
美味しそうなどんぶりや麺もののレプリカが並んでいるケース

バスターミナルの逆側には、
特殊合金を作る大きな工場があって
大きな音がしたり、ダンプカーが出入りし、
まるでロボット工場のようでした

それに、駅までの道に、私の通学路があり
おじさんやおばさんたちが通学した道でもあり
いろんな思い出話をきいたり
自分の話もしようと楽しみでした

私は、おじさんやおばさんたちと一緒に
車に乗り込もうと車のそばで待っていると、
運転席に座っている母に
「おめーはこんでいい!」とピシャリといわれました

理由は、私が乗ると、
車に乗る人数がオーバーになるからでした
でも、弟は小さいから
大人のひざに乗せておけば
人数にならないと言う理由で連れて行ってもらえました

なんで弟だけみんなといけるのか
弟ばっかりずるい
一緒に行ける弟が羨ましかった

一緒にいけないことも知らず、
お気に入りのカーディガンにまで着替えて、
ウキウキと喜んで車庫まで行ったのに
みんなの前で、お前は来るなと言われて
とても恥ずかしかった

それに、どうして私だけがつれていってもらえないのか?
人数が多いからという理由も納得できなかった
なにより、私も一緒についていきたかった

駅に行って色々なものをみたかった
お気に入りのカーディガンでお出かけしたかった
車のなかで、おじさんやおばさんと
色々話しながら盛り上がりたかった

どの楽しみもなくなって
私はぼんやりと
車庫の近くの柿の木の下で
みんなが乗ってる車を見送っていました

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だしの香り

私はセッションを続けてきて、
好きなものが変わって行きました

まずはうどん→ねぎ→エビ→里芋の煮っ転がし

それぞれに、思い出があるのですが、
セッションで好きな卵焼きの味を決めるというミッションがあり
お店屋さんで買って食べてみたのですが、
どうにもこうにも、
自分の好きな味というのがわからなくなっていきました

最近の好きなものとして、里芋の煮っ転がしがでてきて
それは、おばあちゃんがつくってくれた
甘辛い味の茶色で照りっとした煮っ転がしで、
(この味が好きなら、出し巻きもそれにあった味になるべきだろう)と、
好きな味に”べき”を入れてかんがえるという
自分の好みを思い込みで決めていました

でも、私が普段からつくっている卵焼きは、
京風の白だしを使った茶碗蒸しの味を
少し濃い目にしたような味付けなのに、
とたんに、甘い味の卵焼きが美味しいと
家族に宣言したことで家族は混乱していました

いろんな味の卵焼きを作っても、家族はそろって
京風の白だしを使った茶碗蒸しの味を
濃い目にしたような味付けを選んで食べていました

やっぱり私もその味がいいんです
なぜその味がいいのか、私は、どうしてもわからないでいました

メンバーと好きな食べ物の話を振り返っていた時、
やはりうどんを連想し、
うどんのなかでダシが一番すきだったことを思い出しました

確かにネギもすきなのですが、
私は無意識にダシを多くつくって食べています

このダシが私にとってすきなものだったんだなとおもえる
記憶がありました

実家では、お客さんが来て、仕出し屋さんから料理をとったとき
お客さんの分だけしか用意されていなかったけれど、
おすましは、私の分もよういしてくれていました

私の分のおすましがあるということは、
母親のなかに自分が存在しているという
確認ができるものだったんだなと今さらながら思いだしました

お湯にほんだしを入れて、塩とお醤油を少々入れ、
椀だねには、小さく切ったお豆腐や、かまぼこ

そして、いつもなら小口切りにしてあるネギを
かっこうよく、斜め切りにしてありました

アツアツのおすましのお椀を持って、
ふぅふぅと息を吹きかけて冷まし
ずずずーっとお汁をすった時のあのカツオの香りが
ふわっと鼻にぬけていく感じ

味というよりも、なんともいえない良い香りが
鼻一杯、胸一杯に広がる感じ

あのなんともいえない良い香りが私は大好きでした

母が私の分としてつくってくれていたおすましを呑む事で、
私が母にとって存在してるんだという感覚を感じ
おすましの香りをかぐたびに、
自分の存在を確認していたのかなとそんな気持ちになりました

私は、煮物や鍋物、お味噌汁でもダシの濃い味につくります
冷蔵庫には、濃い口と白だしの濃縮だしを常備しています

だしの香りは、わたしにとって
存在していることを確認できる食べ物なんではないかと思います


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zukamama

Author:zukamama
夫がうつ病になり、わが子が不登校になったことから、自分の生きづらさが関係していることを知り、回復に向けてやってきたこと、きづいたことを書きづつっています

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