当たり前のことながら (長文です)
2010年09月30日 11:47
昨日、長男は誕生日プレゼントにと、
新しいゲームソフトを購入しました。
今までは、PSPだったり、PS3だったり、
ゲーム機のゲームソフトだったのですが、
今回はパソコンにインストールするタイプの物を選んだのです。
(これも、サイトからダウンロードするというので
それだけは止めました。)
PS3でも、同じソフトはあるのですが、
PCの方がユーザーが多いらしく、
対戦する人数に不足しないということが理由で、
PC版の購入を決めたそうです。
昨日はお寺詣りだったので、
夕方の8時に到着するよう申し込んであり、
宅急便のおっちゃんが来ると小躍りしてもらいに行きました。
いざ封をあけてインストールするのですが、
とにかく長くかかります。
途中、何度も、
「あれぇ〜、あれぇ〜」と泣きべそな声を出しては、
「おとん、ちょっときて。」「おかん、ちょっときて。」と
私やzukapapaを呼びます。
最初の何回かは「なに?」と行くのですが、
テレビがつけっぱなしになっていて、
長男の興味のある番組が放映されているので、
テレビに見入ってしまい、人を呼び寄せておいて、
私たちの事が視界に入っていません。
会話にならないので戻ってくるのですが、
しばらくすると、また、「おとーん。」「おかーん」と叫びます。
zukapapaも、1日動き回って目つきが疲れた目つきになってるし、
正直私も、イライラの頂点にたっしていました。
とにかく、泣きべそ声をだして、
あの甲高い声で悲壮な声をはり上げるので、
私のこめかみのあたりが、イーっとなって怒りがこみ上げます。
----------
長男はやりたいことがすぐできないと、
ものすごくいらつきます。
それで、イライラを周りにぶちまけ、
親だろうがかまわず当たり散らすところがあり、
私はそれにキレて、ほほや頭をひっぱたき、
「しっかりしろ!」と怒ります。
すると、ハッとしたようになり、謝るのですが、
自分の不安(多分、不満じゃなくて不安なんだと思います。)は、
何にも解決していないし親はキレてるし、・・・
本人なりに、
(じゃあ、○○してみようか。)とか、
(ということは、なんで○になったんかな?)などという、
一歩下がって考えるとか、そういう余裕が一切なく、
「駄目だ、僕は最低だ。なんてダメな人間なんだ・・・」と
さめざめと泣くだけ。
これが、小学校低学年のときは、
一体なににイライラしてるのか、なにがあったのか、
どうしたいのか、どうしてほしいのか、
うまく説明できず、ただ、当たり散らしたり、
さめざめと泣くばっかり・・・
一応説明するんですが、こちらは理解不能。
私の勝手なイメージですが、なにか不具合がおきたとき、
長男の歩こうとする先が、急に壁になって、
ぶちあたってしまうような、
そんな心境になってしまっているんだなぁと思います。
私は今まで、そこまで本人の事を考えてやるよりも、
(周りから見られて恥ずかしい。)
(zukapapaにキレられる。)(あるいは、うつがひどくなる。)
(家族に、長男のヒステリックパニックに振り回される。)
そんなことを避けるために、
長男を怒鳴り、叩き、静かにさせることに必死でした。
長男も自分自身どうしていいのかわからなかったでしょうにね。
「どうしたらいいん?」
「おかあさん、ぼくどうすればいいん?」
これが、ヒステリックやパニックになったときの長男の口癖です。
こちらも頭に血が上っているので、
「かってにせい!」と怒鳴ります。
どうかってすればいいのかも、本人はわからないでしょうにね。
逆に、「だからな!○して、○○して、○やろ?」
なんて説明しても、私のどなり声は、雑音としてしか
あの子の耳には入ってなかったでしょう。
----------
昨日も、
なにか、メッセージ文が立ち上がったり、
クリックしてなんの変化もないたびに、
「えーーーーー!」
「なんでーーーーー」
「あーーーーもぉーーーーー」
「はぁーーーーーなにこれーーーー」
甲高いヒステリックな声をはり上げられ、
私のイライラメーターがどんどんあがります。
「おとーん。ちょっと!」
もう、zukapapaの目だってつりあがってきます。
「そんな声を上げられると、お母さんは、
気持ちがざわついて、冷静でいられなくなる。
神経にさわってヒステリックになり、
お前の言いたいことがキチンと耳にはいってこなくなるから、
とりあえず、そういう声を出すのをやめて。」
私はそう言って、
「せっかく買ってきたのにうまく動かんでいややわな。
はやく使いたいのになぁ。」
長男は涙をふき、また次の方法を考えます。
「もぉ〜〜〜〜どうしたらいいのぉ〜〜〜」
また悲壮な声をはり上げます。
「その声で、お母さんは思考がストップするから
辞めてっていってるやろ。」
こんな言い方は脅しになるかなぁと思うんですが、
もう、どうしてもあの子のあの悲壮なヒステリックな声は
私のイライラする神経にさわるんです。
「おかあさんも、疲れてどこまで付き合えるかわからないけど、
お前が納得いくようになるまで、精一杯つきあってやるから、
心配しないで、やれることやってごらん。
せっかくほしいものが手に入ったのに、
思ったように動かされへんかったらつらいもんな・・・」
そういってしばらくすると、
「どうも、僕のパソコンでは、力不足で、
できることが限られているみたい。
だから、一つのことをするのに凄く時間がかかる。
今、インストールをクリックしたんだけど、
画面に何の変化も感じられない。
でも、このままおわらせたりしたら、
また1からやりなおし。
僕は正直言って疲れて寝たい。
でももう、これがどうインストールされたかまで、
確認できるまで眠気がもたない。」
(よく、わかりました。)
「どうしたいとおもってるの?」
そうきくと、少し黙って、
「とりあえず、インストールは行われているようだけど、
時間がとてもかかっている。
ということは、このままでおいておくと、
スクリーンセーバーがうごきだす。
これを止めることができなくなっているから、
今は、セーバーの時間を一番長くして、
セーバーが動いていてもインストールしてくれたらいいし、
それで動かないんだったら、しかたない、
朝起きてまたその続きをやる。
ほかにも、勝手に画面の電源が落ちるようになっているから、
その時にもどう作用するかわからない。
それも、朝おきたときに続きをやる。
なるべく早くやってしまいたいから、
明日、お母さんが目覚めた時、僕を起こして。」
----------
長男が、こんなに冷静に、自分の状況を把握し、
次に何をしようか考えることって、
今まで無かったように思います。
以前の私ならば、
長男が言ったようなことを先に言っていました。
当然、長男の嫌な気持ち、
焦る気持ちなんてそんなの知らん顔です。
大体、そんな対応は甘やかしだという意識がありました。
(子供を褒めたり、そうかそうかと子供の辛い気持を
こちらが理解する態度は、義母、zukapapaからは、
タブー視されていて、現に注意されたこともありますし、
私もそうだろうなぁと思っていたところがありました。)
長男からすれば、自分の辛い気持は一切理解してもらえず、
命令されるかのように、私に先々口だしされていたことで、
長男が自分でぶちあたった壁を開いてすすんでいこうとする力を、
つけてやれていなかったんでしょうね。
おまけに、私の意見が気に入らなければ、また、
「だってな、○が○やったら、○やん。ぼくはな・・・」と、
長々と説明がはじまり、私のイライラはつのります。
それに、私なりに簡潔に出した答えに反論してくるという長男に、
(こっちの言うことを聞かないんだったら)という怒りもわき、
「もうお母さんしらんから!」と突き放していたんだから、
長男は、ただ、ただ、戸惑うだけだったんでしょう。
そうなると、泣きすぎて、過呼吸みたいになって、
結局また私に、「しっかりせい!」とひっぱたかれ、
飴をほうばらされて、お茶を飲んでおさまるというパターンでした。
本人の気持ちを(○○な気持ちやったんやね。)と寄り添ってやって、
自分でどうしたいのか考えてもらい、たとえ、それが
違っている(こちらがおもったとおりでない)という内容でも、
そのとおりにやらせてみる。
これが、子供にとって、どんなに大切なものか、
つくづく思い知らされました。
----------
「おかあさん、今日はありがとう。
疲れて眠たかったのにごめんね。
お父さん、今日はあんまり僕のSOSにつきあってくれへんかったなぁ。」
(そりゃあ、お父さんも疲れてるわよ。)
「僕、お寺詣りそそうにしたからあんな目にあったのかな。」
(いや〜、そんなこと無いと思うよ。)
「うん。」
「今度茶碗あらったげるからな。」
(あら、ありがとう。)
「おかあさん、疲れてる所もんだろか?」
(それはうれしいねぇ。)
「こんぐらいでええか?」
(ああ、ありがとう。 ・・・明日うまくいってるといいな。)
「うん!」
長男はそういうと、数秒もしないうちに布
団の上で寝息をたてていました。
ずっと前から教えられていたことなので、
当たり前のことなんですが、
こちらがああだこうだ口出しするよりも、
自分で考えさせた方が、
こんなにも自発的にものをかんがえ、
周りに心配りできる気持ちがめばえてくるものなんだと、
つくづく感じさせられました。
昨日、長男は誕生日プレゼントにと、
新しいゲームソフトを購入しました。
今までは、PSPだったり、PS3だったり、
ゲーム機のゲームソフトだったのですが、
今回はパソコンにインストールするタイプの物を選んだのです。
(これも、サイトからダウンロードするというので
それだけは止めました。)
PS3でも、同じソフトはあるのですが、
PCの方がユーザーが多いらしく、
対戦する人数に不足しないということが理由で、
PC版の購入を決めたそうです。
昨日はお寺詣りだったので、
夕方の8時に到着するよう申し込んであり、
宅急便のおっちゃんが来ると小躍りしてもらいに行きました。
いざ封をあけてインストールするのですが、
とにかく長くかかります。
途中、何度も、
「あれぇ〜、あれぇ〜」と泣きべそな声を出しては、
「おとん、ちょっときて。」「おかん、ちょっときて。」と
私やzukapapaを呼びます。
最初の何回かは「なに?」と行くのですが、
テレビがつけっぱなしになっていて、
長男の興味のある番組が放映されているので、
テレビに見入ってしまい、人を呼び寄せておいて、
私たちの事が視界に入っていません。
会話にならないので戻ってくるのですが、
しばらくすると、また、「おとーん。」「おかーん」と叫びます。
zukapapaも、1日動き回って目つきが疲れた目つきになってるし、
正直私も、イライラの頂点にたっしていました。
とにかく、泣きべそ声をだして、
あの甲高い声で悲壮な声をはり上げるので、
私のこめかみのあたりが、イーっとなって怒りがこみ上げます。
----------
長男はやりたいことがすぐできないと、
ものすごくいらつきます。
それで、イライラを周りにぶちまけ、
親だろうがかまわず当たり散らすところがあり、
私はそれにキレて、ほほや頭をひっぱたき、
「しっかりしろ!」と怒ります。
すると、ハッとしたようになり、謝るのですが、
自分の不安(多分、不満じゃなくて不安なんだと思います。)は、
何にも解決していないし親はキレてるし、・・・
本人なりに、
(じゃあ、○○してみようか。)とか、
(ということは、なんで○になったんかな?)などという、
一歩下がって考えるとか、そういう余裕が一切なく、
「駄目だ、僕は最低だ。なんてダメな人間なんだ・・・」と
さめざめと泣くだけ。
これが、小学校低学年のときは、
一体なににイライラしてるのか、なにがあったのか、
どうしたいのか、どうしてほしいのか、
うまく説明できず、ただ、当たり散らしたり、
さめざめと泣くばっかり・・・
一応説明するんですが、こちらは理解不能。
私の勝手なイメージですが、なにか不具合がおきたとき、
長男の歩こうとする先が、急に壁になって、
ぶちあたってしまうような、
そんな心境になってしまっているんだなぁと思います。
私は今まで、そこまで本人の事を考えてやるよりも、
(周りから見られて恥ずかしい。)
(zukapapaにキレられる。)(あるいは、うつがひどくなる。)
(家族に、長男のヒステリックパニックに振り回される。)
そんなことを避けるために、
長男を怒鳴り、叩き、静かにさせることに必死でした。
長男も自分自身どうしていいのかわからなかったでしょうにね。
「どうしたらいいん?」
「おかあさん、ぼくどうすればいいん?」
これが、ヒステリックやパニックになったときの長男の口癖です。
こちらも頭に血が上っているので、
「かってにせい!」と怒鳴ります。
どうかってすればいいのかも、本人はわからないでしょうにね。
逆に、「だからな!○して、○○して、○やろ?」
なんて説明しても、私のどなり声は、雑音としてしか
あの子の耳には入ってなかったでしょう。
----------
昨日も、
なにか、メッセージ文が立ち上がったり、
クリックしてなんの変化もないたびに、
「えーーーーー!」
「なんでーーーーー」
「あーーーーもぉーーーーー」
「はぁーーーーーなにこれーーーー」
甲高いヒステリックな声をはり上げられ、
私のイライラメーターがどんどんあがります。
「おとーん。ちょっと!」
もう、zukapapaの目だってつりあがってきます。
「そんな声を上げられると、お母さんは、
気持ちがざわついて、冷静でいられなくなる。
神経にさわってヒステリックになり、
お前の言いたいことがキチンと耳にはいってこなくなるから、
とりあえず、そういう声を出すのをやめて。」
私はそう言って、
「せっかく買ってきたのにうまく動かんでいややわな。
はやく使いたいのになぁ。」
長男は涙をふき、また次の方法を考えます。
「もぉ〜〜〜〜どうしたらいいのぉ〜〜〜」
また悲壮な声をはり上げます。
「その声で、お母さんは思考がストップするから
辞めてっていってるやろ。」
こんな言い方は脅しになるかなぁと思うんですが、
もう、どうしてもあの子のあの悲壮なヒステリックな声は
私のイライラする神経にさわるんです。
「おかあさんも、疲れてどこまで付き合えるかわからないけど、
お前が納得いくようになるまで、精一杯つきあってやるから、
心配しないで、やれることやってごらん。
せっかくほしいものが手に入ったのに、
思ったように動かされへんかったらつらいもんな・・・」
そういってしばらくすると、
「どうも、僕のパソコンでは、力不足で、
できることが限られているみたい。
だから、一つのことをするのに凄く時間がかかる。
今、インストールをクリックしたんだけど、
画面に何の変化も感じられない。
でも、このままおわらせたりしたら、
また1からやりなおし。
僕は正直言って疲れて寝たい。
でももう、これがどうインストールされたかまで、
確認できるまで眠気がもたない。」
(よく、わかりました。)
「どうしたいとおもってるの?」
そうきくと、少し黙って、
「とりあえず、インストールは行われているようだけど、
時間がとてもかかっている。
ということは、このままでおいておくと、
スクリーンセーバーがうごきだす。
これを止めることができなくなっているから、
今は、セーバーの時間を一番長くして、
セーバーが動いていてもインストールしてくれたらいいし、
それで動かないんだったら、しかたない、
朝起きてまたその続きをやる。
ほかにも、勝手に画面の電源が落ちるようになっているから、
その時にもどう作用するかわからない。
それも、朝おきたときに続きをやる。
なるべく早くやってしまいたいから、
明日、お母さんが目覚めた時、僕を起こして。」
----------
長男が、こんなに冷静に、自分の状況を把握し、
次に何をしようか考えることって、
今まで無かったように思います。
以前の私ならば、
長男が言ったようなことを先に言っていました。
当然、長男の嫌な気持ち、
焦る気持ちなんてそんなの知らん顔です。
大体、そんな対応は甘やかしだという意識がありました。
(子供を褒めたり、そうかそうかと子供の辛い気持を
こちらが理解する態度は、義母、zukapapaからは、
タブー視されていて、現に注意されたこともありますし、
私もそうだろうなぁと思っていたところがありました。)
長男からすれば、自分の辛い気持は一切理解してもらえず、
命令されるかのように、私に先々口だしされていたことで、
長男が自分でぶちあたった壁を開いてすすんでいこうとする力を、
つけてやれていなかったんでしょうね。
おまけに、私の意見が気に入らなければ、また、
「だってな、○が○やったら、○やん。ぼくはな・・・」と、
長々と説明がはじまり、私のイライラはつのります。
それに、私なりに簡潔に出した答えに反論してくるという長男に、
(こっちの言うことを聞かないんだったら)という怒りもわき、
「もうお母さんしらんから!」と突き放していたんだから、
長男は、ただ、ただ、戸惑うだけだったんでしょう。
そうなると、泣きすぎて、過呼吸みたいになって、
結局また私に、「しっかりせい!」とひっぱたかれ、
飴をほうばらされて、お茶を飲んでおさまるというパターンでした。
本人の気持ちを(○○な気持ちやったんやね。)と寄り添ってやって、
自分でどうしたいのか考えてもらい、たとえ、それが
違っている(こちらがおもったとおりでない)という内容でも、
そのとおりにやらせてみる。
これが、子供にとって、どんなに大切なものか、
つくづく思い知らされました。
----------
「おかあさん、今日はありがとう。
疲れて眠たかったのにごめんね。
お父さん、今日はあんまり僕のSOSにつきあってくれへんかったなぁ。」
(そりゃあ、お父さんも疲れてるわよ。)
「僕、お寺詣りそそうにしたからあんな目にあったのかな。」
(いや〜、そんなこと無いと思うよ。)
「うん。」
「今度茶碗あらったげるからな。」
(あら、ありがとう。)
「おかあさん、疲れてる所もんだろか?」
(それはうれしいねぇ。)
「こんぐらいでええか?」
(ああ、ありがとう。 ・・・明日うまくいってるといいな。)
「うん!」
長男はそういうと、数秒もしないうちに布
団の上で寝息をたてていました。
ずっと前から教えられていたことなので、
当たり前のことなんですが、
こちらがああだこうだ口出しするよりも、
自分で考えさせた方が、
こんなにも自発的にものをかんがえ、
周りに心配りできる気持ちがめばえてくるものなんだと、
つくづく感じさせられました。
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